ルイジアナ風クロウフィッシュボイル
ため池でのブラックバス駆除が進むにつれて，各地でアメリカザリガニの被害が目立つようになってきた．ブラックバスに抑えられていたところが，その抑えがなくなって，かといって，以前のような生態系バランスがすぐには戻ってはこないので，そのすきをついて増えてくるのだろう．外来種駆除のいたちごっこは続く．
それでも効率的な捕獲装置が開発されて，被害を抑えることができるようになってきた．これはシナイモツゴ郷の会が開発した連続捕獲装置．宮城県大崎市鹿島台町のこの池では，会の駆除活動によってザリガニが目に見えて減っているという．
捕れたザリガニは動物の餌になったり，肥料にされたりすることが多いようだが，直接食べてみることもお勧め．
アメリカルイジアナ州では名物．ニューオーリンズのバーに飲みに行くと，ブリキのバケツをかたどった入れ物にゆでたザリガニが山盛りで出てくる．日本でいうところの枝豆のような位置づけか．その作り方をニューオーリンズ出身のアメリカ人に聞いた．すごく簡単．
大鍋に水を沸かし，味噌汁ぐらいの塩味になるよう塩を入れる．写真のように，左からにんにく２〜３片，しょうが半個，玉ねぎ２〜３玉を適当にぶつ切りにして入れる．
沸騰したところに，水洗いして泥を落としたザリガニを投入．あらびきブラックペッパーをたっぷりとかけて，ふたをして１５分ゆでる．ゆであがったらざるにあけて出来上がり．
尾をむしって殻をむいて食べるのだが，アメリカ人の食べるのの早いこと．吸い込むように食べる．むしる，むく，吸い込む，を３拍子でやる．全然追いつかない．ゆで時間の１５分は長く感じられるが，身ばなれをよくするにはこのぐらいがいいのかも．試しに５分ぐらいにしてみたら，それなりにぷりぷりしておいしかったが，むきにくかった．
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