金沢珍八景
横浜市金沢区の海辺は江戸時代には松島や天橋立のような風光明媚な多島海で,金沢八景と呼ばれていたという.今ではその名残は電車の駅名と,その駅前にある琵琶島神社に残るのみである.

琵琶島神社.シーサイドライン金沢八景駅から撮る.
右奥に見える丘は野島.
現代では風光明媚な自然の風景はほとんど失われてしまったが,代わりに都市開発にともなって珍景が出現した.
その1
ペラペラ山

これぞ開発の申し子.真ん中の小高い丘の左側には住宅地.丘を削り取って開発されたのだろう.右側にも住宅地とマンション.一見左側だけが崖になっているように見えるが,右側も削り取られて丘より低くなっていることがマンションの壁との位置関係からわかる.その断面をみると,ペラペラ度がいっそう際立つ.
場所 --- 金沢区谷津町と釜利谷東3丁目の境
いつでも見ることができます
その2
パチンコ歩道

歩道にパチンコの釘みたいに杭が乱れ打たれている.
場所 --- 金沢区朝比奈町,横浜環状4号
いつでも見ることができます
その3
股裂き鳥居

崖の中ほどに立てられた小さな鳥居.フェンスが下を通過していて,鳥居が股裂き状態になっている.
場所 --- 金沢区釜利谷東3丁目
いつでも見ることができます
その4
3本レール

京急六浦駅のホームから上り方向を見ると,上り線だけレールが3本になっており,さらに何やら内側の3本目が途中で左右切り替わっている.切り替えの場所にはちゃんとした切り替え器があるように見える.

となりの神武寺駅では,3本レールの内側のレールだけが,左側のレールとペアになって左へ分かれていく.つまり3本レールはここまで.

金沢八景駅の近くでは左に3本レールが分かれていく.つまり,ここから3本レールが始まっている.左奥には電車を作っている工場がある.京急の電車も作っているが,JRなどの線路幅の狭い電車も作っている.3本目のレールは内側にあり,JRなど線路幅の狭い電車を通すためのもの.それでその電車はどこへ行くのかというと,神武寺駅のところで分かれてJR逗子駅の近くでJRの線路につながっている.
こんな具合に.

京急の線路横に留置中のJR電車.
六浦駅で見た変な切り替えは,幅の広い特殊な電車を通すときに駅のホームに車体が当たらないようにするためのもの.
場所 --- 京急金沢八景駅〜神武寺駅
京急に乗ればいつでも見ることができます(一部乗らずに見ることもできます)
その5
この木なんの木ビルの壁

金沢八景駅前,国道16号線沿いのビルを見ると,壁に見事な樹木の絵が描かれているように見える.最近よく見かける,ビルの壁に描かれた風景のペイントだろうか.

近づいてみると,樹木の絵に見えたのはツタ.1本のツタがビルの壁を這い,樹木のように見える.
場所 --- 京急金沢八景駅前,国道16号
2016年4月現在,ビルは取り壊し中で,この珍景は消滅する運命にあります.(゜ Д ゜)
その6
停止信号のない交差点

金沢八景駅の近く,国道16号を横浜中心部方面に走っていくと,信号は青.

信号が黄色になったので止まるのかと思ったら直進の指示.

ここでは北向き直進に停止信号が出ることはない.何を言っているのかわからないと思うが,私もどうなっているのかわからなかった.
場所 --- 京急金沢八景駅北東,国道16号
いつでも見ることができますが,実際に車で走っていると気がつかず通り過ぎてしまい,その片鱗を味わえないかもしれません.
その7
ペラペラ山その2

金沢八景駅の西側にも,もうひとつペラペラ山.こちらはあまりにペラペラすぎて補強中.2016年2月撮影.

その10日後には完成に近づいていた.走る電車の窓から撮影.
場所 --- 京急金沢八景駅西側
いつでも見ることができます
その8
2階建ての川

釜利谷郵便局の近くの小川.上に橋が架かっているように見える.

橋が架かっているように見えたのはさきほどの川の上を流れるもうひとつの川.

場所 --- 金沢区釜利谷東6丁目と7丁目の境
いつでも見ることができます
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