ポーランド北部,マルボルグにあるマルボルグ城.中世チュートン騎士団の拠点.バルト海沿岸の,
いわゆるハンザ同盟の領域の一部.第2次大戦で破壊されたが,古い写真などの資料をもとに修
復作業が続いている.
マルボルグ城前でバイオリンを弾く少女.
バルト3国のエストニアの首都タリンの町並み.EUに加盟し,マクドナルドやコカコーラなどが普及
する,普通の街になりつつあるが,すこし裏通りに入ると中世の雰囲気が漂う.中世には北欧の
交易の中心で,遠くはベネツィアやフィレンツェなど地中海沿岸の都市とも交易していたという.
中世ハンザ同盟時代の扮装をしてタリンの街を練り歩くアトラクション.
レストランの入り口で中世の扮装をして呼び込む.ガイドブックにも出ているタリンでは有名なレス
トラン.建物は中世の歴史的建造物で,およそレストランらしくない.店内は薄暗く,煉瓦がむき出
しの壁と分厚い木のテーブルと,硬い木の椅子.料理も中世を再現したものという.そういえば,特
徴的なのはジャガイモを使った料理がないこと.ジャガイモは大航海時代に南米から持ち込んだも
ので,中世まではヨーロッパには見られなかった.代わりにカブの料理がでてきた.
クロアチア,ダルマチア地方の港町,シベニク.海のそばまで石灰岩質の台地が迫っている.白っぽ
い壁と赤茶色の瓦屋根.スラブ系の国とは思えない「地中海風」.レストランで聴いた生演奏とコーラ
スも言葉さえクロアチア語だが,まったくのカンツォーネである.料理もタコやカニや魚などとパスタ.
ダルマチアといえば「101匹」だが,そんな犬など1匹も見かけなかった.
シベニクの町外れにある家並み.海岸沿いに白壁と茶色い瓦屋根.背後の丘は石灰岩質で,灌木が
まばらに生えている.
地中海は古来より,海綿(スポンジ)採取が盛ん.今ではほとんど採られていないらしいが,レストラン
の片隅に往事をしのぶ品々がならべてあった.
海綿採取に用いられた古い潜水服.くつ底は分厚く重りになっている.この装備をつけて何人の男達
が命を落としたことだろう.