クロアチア海岸地方最南端,ドブロフニク近郊のMlini村に滞在した.ドブロフニクはヨーロッパ
一番の観光地だそうで,ホテルは高く予約は難しいが,周辺にそこそこの値段のホテルがある.
Mliniの二つ星ホテル.正面の建物はあまり古くなく,せいぜい50年ぐらいしかたっていないよ
うだが,右手は石灰岩を積み上げた造りでかなり古い.そのなかに泊まった部屋はある.
おもむきのある窓を開けるとオーシャンビュー.部屋は狭いが.
ドブロフニクでなくとも何でもとても高い.ピザ1枚と生ビールで53クーナ.1クーナがだいたい
22円なので1200円ほど.あまりに高いのと,地元の普通の食べ物も食べてみたくなり,ちょっ
としたキオスクで缶ビール,ソーセージ,パブリカ,パンを買う.23クーナ.ソーセージは柔らか
め.赤いパブリカは甘く,青白いほうはさわやかな味.どちらもすごい肉厚.パンは硬い.
Mlini村のバス停そばにあるキオスク.
バス道から見たMlini村.崖のように切り立った石灰岩の斜面に張りつくように家が点在して
いる.下は真っ青に透き通ったアドリア海.
これもドブロフニク近郊にあるCavtat村.キャフタットでなくてサフタットと読む.入り江に突き
出た小さな半島全体が村になっている.ドブロフニク−Mlini−Cavtat間にはローカルバスが
早朝から真夜中までしょっちゅう走っている.12クーナ.運転手に直接払ってお釣りをもらうの
で,込んでいると時間がかかってどんどん遅れる.
ドブロフニク.中世の自由都市国家.世界遺産に指定されたこともあり,今ではヨーロッパ随一
の観光地である.
夜でも人通りが絶えることはない.あまりに人通りが多いので,大通りの石畳はつるつるである.
ドブロフニクの玄関.
城壁の外の斜面にあるドブロフニクの新市街.
大通り.とにかく観光客であふれている.
観光客であふれていてつまらないので裏通りへ入る.街角でみかけた老人.住人なのか,ただ
の観光客なのかわからないが,絵になる.
どんどん裏通りへ入っていくと,城壁のほうへせまい階段がのびている.その中ほどから街を
見下ろす.時差ボケやらなにやらでみんな疲れている.こっちは7時間の遅れ.アメリカから来
た連れは8時間進む.階段をのぼろうとすると,疲れてるからもうやめようと言う.日本にはバ
カと猿は高いところが好きということわざがあるけど,まあバカになったつもりで一度のぼって
みようと言ったところ,それはどういう意味だと聞かれてハタと困った.自由競争,市場原理の
国では高いところへ向かうことは絶対的に正しく,それを皮肉ったりする文化はないのではな
いか?
「そういえばあのファーストレディーも高いところにいるよな」
(彼らはつくづくブッシュとそのファミリーが嫌いである)
「あの人達も高いところが好き?」
「そうかもな」
ちょっとはわかってもらえたのではなかろうか.
城壁に開いた穴から外へでると絶壁になっていて,外は海である.
その絶壁の中ほどで猫が爆睡していた.
クロアチアの首都ザグレブの裏通り.地中海側とはちがって落ち着いた色合いである.